関係各位殿
国道2号線の交通規制について

平成7年2月25日(土)から実施される「国道2・43号線」の交通規制には、「地域住民・事業者の生活破壊」という重大な問題が含まれています。それは、現状の交通事情がおおむねスムーズに流れているにもかかわらず、規制することによって、大変な混乱が生じることが明きらかだからです。
現状の2号線は交通規制にもかかわらず「マル緊・許」マーク車両と違反車両のミックスにより、おおむね渋滞しているにもかかわらず、ある程度我慢のできる程度の所要時間で移動できています。というのも、大震災以来、一定数量以上の車両が「抜け道」に迂回し、自動的にバランスがとれてきているのです。
この生活の知恵的なバランスを『交通規制』という権力的な方法で崩そうとしているのです。結果、「抜け道」に数多くの車両が進入して、空前の大渋滞が発生するに違いないのです。しかも抜け道であるが故に「マスコミ」に取り上げられることもないに違いないのです。「国道2・43号線がスムーズに流れている」ということによって、警察・行政はあたかもその責務を果たしているかのように見せかけるに違いないのです。
しかし、大渋滞は起きるに違いないのです。しかも生活道路を利用して、「国道2・43号線」の渋滞を避ける努力をしてきた地域住民・事業者を「死」に追いやるような形で、最悪の渋滞が起きるのです。
とりわけ問題の箇所は、「夙川(西宮市)」〜「本山(神戸市東灘区)」の区間です。
(1) この区間は、北方にあっては、主として芦屋市の犯罪的ともいえる道路行政の怠慢によって、山手幹線が杜絶しており、国道2・43号線以外にはまともな道路が通っていないのは、周知の事実であります。
(2) また、南方にあっては、「御影・鳴尾線」は、香櫨園付近で実質杜絶しているのです。
(3) さらに、森南〜津知地区・香櫨園地区一帯の家屋の倒壊が激しく、ほとんどの道路が封鎖されているのです。
「復旧・復興」の緊急テーマを考慮して、43号線の規制はやむを得ないものとして受容するとしても、2号線の規制は断じて認めることができません。
この問題箇所の存在を無視して、国道2号線の交通規制を実施することは、当該区間の移動に用いられる各種自動車とりわけ営業車は空前の渋滞に巻き込まれ、その経済活動は、ほとんど「死ぬ」ことになるに違いないのです。
したがって、25日からの国道2号線の交通規制にあたって、予め必ず配慮しておかなければならないことがあります。以下のいずれかの方策が講じられなければならない筈です。

以上、問題の所在と方策につき、私見を述べました。関係各位の「国道2号線の交通規制の撤廃」を基本とする英断を期待してやみません。

平成7年2月23日

西 村 公 男

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西村公男 Nishimura Kimio
E-mail nishimura@aicoh.ac.jp